第38回九州肝臓外科研究会学術集会のプログラム・抄録集がこちらからダウンロード可能です。
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白石 祐之 (第38回九州肝臓外科研究会学術集会 当番世話人、琉球大学 消化器・腫瘍外科 准教授)
主題1.「こうすればよかった」肝細胞癌症例に対する系統的肝切除−開腹肝切除編 |
13:05-13:50 |
(発表時間:6分、質疑応答:3分)
司会:藤岡 ひかる (国立病院機構 長崎医療センター 外科)
- 「手術適応の再考が必要と考えられた2例」
野村 頼子 (久留米大学 医学部 外科学講座肝胆膵外科部門)
- 「肝内胆管癌術後交通型胆汁漏の2例」
飯野 聡 (鹿児島大学消化器・乳腺甲状腺外科)
- 「肝静脈からの出血に対し下大静脈clumpで出血コントロールを行い切除した肝細胞癌の1例」
和田 敬 (宮崎大学 医学部 外科学講座)
- 「前区域切除後に後区域胆管狭窄から胆汁漏を来した一例」
松隈 聰 (山口大学大学院 消化器・腫瘍外科学)
- 「上皮型中皮腫と考えられた巨大肝腫瘍の1切除例」
南 幸次 (鹿児島厚生連病院 外科)
主題2.「こうすればよかった」肝細胞癌症例に対する系統的肝切除−腹腔鏡下肝切除編 |
13:50-14:53 |
(発表時間: 6分、質疑応答:3分)
司会:太田 正之 (大分大学 消化器・小児外科)
迫田 雅彦 (鹿児島大学 消化器・乳腺甲状腺外科)
- 「肝硬変を伴う尾状葉下大静脈部肝細胞癌の2手術例」
岩下 幸雄 (大分大学 医学部 消化器・小児外科)
- 「腹腔鏡下肝切除における正確なハンギング法の重要性」
中川 裕 (琉球大学医学部付属病院第一外科)
- 「腹腔鏡下系統的肝切除術における肝門部グリソン確保」
三好 篤 (佐賀県医療センター好生館 肝胆膵外科)
- 「左尾状葉肝細胞癌に対する腹腔鏡下肝切除」
酒井 久宗 (久留米大学外科学)
- 「造影超音波ガイドによる腹腔鏡下肝S3亜区域切除の術中ナビゲーション」
松本 佳大 (大分県立病院 外科)
- 「Ligasure impactによる下大静脈損傷部をPorto-Cavalシャントで修復した生体肝移植の1例」
長津 明久 (九州大学大学院 消化器・総合外科)
- 「前区域枝Glisson鞘の体外ターニケット時に胆汁漏をきたした腹腔鏡下肝S5亜区域切除術の1例」
徳光 幸生 (山口大学大学院 消化器・腫瘍外科学)
主題3.「こうすればよかった」肝転移症例に対する肝切除−腹腔鏡下肝切除 |
14:53-15:20 |
(発表時間: 6分、質疑応答:3分)
司会:吉住 朋晴 (九州大学大学院 消化器・総合外科)
- 「腹腔鏡下肝切除においてシリコンディスクを用いた視野展開法が有用であった1症例」
原田 昇 (九州大学大学院消化器総合外科)
- 「肋間ポート併用下に結腸・肝同時切除を行い術中気胸を認めた1例」
遊佐 俊彦 (済生会熊本病院)
- 「肝S8/5の腹腔鏡下肝部分切除を行い、S5領域の虚血を生じた1例」
石井 文規 (福岡大学病院 消化器外科)
日本肝胆膵外科学会高度技能専門医ビデオクリニック「高度技能専門医取得をめざして」
「高難度肝胆膵外科手術をより安全に、かつ確実に行うことができる外科医を育てること」を目的として、高度技能専門医制度が2011年より開始され、2016年6月現在、全国で185名、九州からは25名の高度技能専門医が誕生した。認定審査には厳格なビデオ審査が行われており、専門医取得のハードルは高い。そこで、九州の高度技能専門医を実際に取得した専門医から手術ビデオを提示、手技のポイントを説明して頂き、コメンテーター(九州肝臓外科研究会世話人)より各演者のビデオに関して、改善すべき点、議論すべき点について解説して頂く。さらにフリーディスカッションを行い、肝胆膵外科高難度手術の安全な実践、ならびに高度技能医を目指す若手外科医の教育に役立てたい。
1.肝切除術(約50分)
- テーマ
- 肝授動(肝授動のポイント、副腎の剥離、肝静脈根部操作、撮影のポイント)
- 肝門処理(グリソン一括テーピングのコツ、個別処理のコツ)
- 肝実質切離(デバイス、静脈露出のコツ、出血時の対応)
- 演 者
- 曽山 明彦 先生 (長崎大学)
- 林 洋光 先生 (熊本済生会病院)
- 平下 禎二郎 先生 (大分大学)
- コメンテーター
- 江口 晋 先生 (長崎大学)
- 上野 真一 先生 (鹿児島大学)
- 司 会
- 岩下 幸雄 先生 (大分大学)
- 近本 亮 先生 (熊本大学)
2.膵頭十二指腸切除術(36分)
- テーマ
- 膵上縁〜肝十二指腸間膜郭清(デバイスの種類、郭清範囲、肝側の範囲)
- SMA周囲の処理(郭清範囲、IPDAの処理)
- 膵-消化管吻合(膵胃/膵腸、柿田/Blumgart、針、糸の種類、運針の工夫)
- 演 者
- 蔵原 弘 先生 (鹿児島大学)
- 橋本 大輔 先生 (熊本大学)
- コメンテーター
- 奥田 康司 先生 (久留米大学)
- 黒木 保 先生 (長崎医療センター)
- 司 会
- 岩下 幸雄 先生 (大分大学)
- 近本 亮 先生 (熊本大学)
総 評
- 藤岡 ひかる 先生(国立病院機構 長崎医療センター)
シンポジウム「我々の考える適応と標準術式―肝細胞がんに対する腹腔鏡下肝切除」 |
17:15-18:25 |
(発表時間: 6分)
司会:江口 晋 (長崎大学 移植・消化器外科)
北原 賢二 (佐賀県医療センター好生館 消化器外科 (肝胆膵外科) )
- 「肝細胞癌に対する腹腔鏡下系統的肝切除術の導入」
三好 篤 (佐賀県医療センター好生館 肝胆膵外科)
- 「Silicon bandを用いたone-surgeon techniqueによる肝切除」
酒井 久宗 (久留米大学 医学部 外科学)
- 「当科の肝細胞癌に対する腹腔鏡下肝切除」
矢野 公一 (宮崎大学 外科学講座 肝胆膵外科)
- 「肝障害度Bの肝細胞癌に対する腹腔鏡下肝切除術の有用性」
甲斐田剛圭 (熊本大学大学院 消化器外科学)
- 「肝予備能不良HCCに対する腹腔鏡下小範囲解剖学的切除の意義」
迫田 雅彦 (鹿児島大学 消化器・乳腺甲状腺外科学)
- 「腹腔鏡下肝右葉切除における工夫」
夏田 孔史 (長崎大学大学院 移植・消化器外科)
- 「Hanging maneuverを併用した前方肝切除の有用性―九州肝臓外科研究会 多施設共同研究」
別府 透 (熊本大学 医学部 消化器外科)
白石 祐之 (第38回九州肝臓外科研究会学術集会 当番世話人、琉球大学 消化器・腫瘍外科 准教授)