熊本地震が起きてから、すでに7ヶ月が過ぎようとしております。熊本にて熊本城をみるたびに地震の大きさを感じ、今なお、復興が途中であることを実感させられております。
今回、第3回日本統合医療学会九州ブロック学術大会のお世話を仰せつかり、平成29年9月3日(日)に日本統合医療学会九州支部大会と同時開催させていただくことになりました。
医療を取り巻く環境は、年々厳しさを増しており、少しでも患者さんに満足を得ていただく医療の提供が必要となっております。西洋医学だけでは、患者さんの満足を得ることは難しくなっており、数多くの医療機関が日々の診療に統合医療を取り入れておられます。今回のテーマを「原点に戻る・・・今、医療現場に必要な統合医療」とさせていただき、多くの医療従事者、医療機器等の提供者、統合医療の実践者の方々にお集まりいただき、医療現場に必要な統合医療について、激しく議論いただき、医療のあるべき姿を考えたいと思います。
今年の鹿児島での第2回日本統合医療学会九州ブロック学術大会では、大会長 吉田紀子先生(日本統合医療学会鹿児島支部 支部長)のもと、統合医療を理解するための医療モデル、社会モデル、大規模災害モデルについて、事例を通じて、今後の在り方を勉強させていただきました。第3回日本統合医療学会九州ブロック学術大会では、原点に戻り、現在、数多くの医療機関にて実践され、効果をあげている統合医療にスポットをあて、医療現場にて、多職種により提供されている現状を、各施設の実践者からご発表いただきます。また、実践されていることをビデオセッションとしてワークショップを組ませていただき、見学に行けない方々へ紹介させていただきます。
例年、ブロック大会時に行われております認定講習会も同時開催させていただきます。
久留米市に新しく建設された久留米シティプラザにて本会を開催し、参加される皆様に実りおおき会となるように努めてまいります。皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
平成28年11月吉日
日本統合医療学会第3回九州ブロック学術大会
大会長 古賀 伸彦