第25回日本アフェレシス九州地方会を、長崎大学医学部良順会館にて開催致します。 本大会の開催にあたり、日本アフェレシス学会理事長であられます松尾秀徳先生をはじめ、ご協力頂きました多くの関係者の方々に厚く御礼申し上げます。
長崎大学医学部は、開祖であるポンペ・ファン・メーデルフォールトが松本良順とその弟子たちに講義を開始した1857年11月12日を創立記念日とする日本最古の西洋医学発祥の地です。今回の会場である「良順会館」の名前も、その松本良順に由来します。長崎での開催は今回で6回目を数え、伝統ある本会を担当させていただき大変光栄に存じます。
本会は、アフェレシスに携わる医師、臨床工学技士、看護師が心をひとつに、備えておくべき基礎的知識の習得から復習、症例報告や最新のエビデンスなど幅広く討論を行い、技量を磨く貴重な機会です。今回の特別講演は、東京女子医科大学病院血液浄化療法科 花房規男先生にお願いしております。また、ランチョンセミナーや技術講習会につきましても例年通り、実り多きものとなるよう企画しております。
鎖国時代、わが国で唯一西洋に開かれた長崎には、「明治日本の産業革命遺産」、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」のふたつの世界遺産がございます。 皆様には学会参加とあわせ、新緑の長崎で、歴史跡の散策も楽しんでいただけましたら幸いです。
教室員一同、皆様のご来崎を心よりお待ち申し上げます。
2019年1月吉日