このたび、第39回日本小児脾臓・門脈研究会を開催させていただくことになりました。伝統と歴史ある本研究会の会長を拝命し、大変光栄に存じます。

本研究会は、成人とは異なる小児特有の脾臓疾患および門脈血行異常症に関する症例報告や研究発表を通じて情報交換を行い、知識を深め、その成果を日常の診療や研究に活かすことを目的としております。

今回のテーマは「これからの肝脾循環学」といたしました。本テーマのもと、以下の要望演題を予定しております。

• 肝外門脈閉塞症の外科治療
• 門脈体循環シャント治療後の長期合併症
• 門脈圧亢進を伴う消化管出血の予防と治療
• 脾臓摘出術における合併症対策

本会が、皆様が日々の臨床で直面する疑問の解消や、治療戦略の共有に繋がり、互いの知識と技術を高め合う実り多き場となれば幸いです。

皆様の活発なご討議を心より期待しております。どうぞよろしくお願い申し上げます。