令和5年(2023年)1月28日に第43回九州肝臓外科研究会を開催し、おかげをもちまして大盛況のうちに終えることができました。参加いただきました先生方ならびに関係各位の方々の一方ならぬご協力とご厚情に、深く感謝申し上げます。
感染対策に配慮し、ひさしぶりの完全対面での開催としましたが、多くの肝臓外科医の方々にご参加いただき、みなさま待ちに待った(?)雰囲気で大変熱気にあふれた会であったと思います。テーマである『“患者第一”の肝臓外科診療』にふさわしく、各施設から様々な経験とエビデンスに基づいた発表をいただき、極めて有意義な討論ができました。主題として取り上げた進行細胞癌に対する集学的治療、ICG蛍光法、腹腔鏡下S7/8切除の工夫、いずれも全国学会でも頻繁に取り上げられる話題ですが、気のおけないコミュニティの中で、より忌憚のない意見交換ができたと感じています。若手の先生方も発表や質問におおいに盛り上がっていただき、まさに明日からの診療にすぐに役立つ内容でありました。
薬物治療や放射線治療の発展により、むしろ肝臓外科の役割の重要性はどんどん増しています。パラダイムシフト、という言葉がまさにふさわしい時代に突入しています。引き続き、九州の肝臓外科の力を全国や世界に発信していこうではありませんか。
最後に、この会の運営、準備、開催に献身的なご協力を賜りました大塚製薬工場の皆様に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
第43回九州肝臓外科研究会 当番世話人
琉球大学 消化器・腫瘍外科 教授
高槻 光寿
琉球大学 消化器・腫瘍外科 教授
高槻 光寿
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琉球大学 消化器・腫瘍外科
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